2020年1/1~1/10 気になったプレスリリースー国内航空編ー
2020年、新年になってからいくつか気になったプレスリリースがあったので、勝手にまとめ。
第3位JAL 上海航空とのコードシェア開始
スカイチームの上海航空とワンワールドのJALがアライアンスを超えてコードシェアを実施するケース。
最近では非常に多いですね・・・・。
ANAはアライアンス内での提携を維持する一方、JALに関してはアライアンスメンバー以外とも提携を推し進めていく構図となっています。
吉とでるか凶とでるか、仕組みについてもっと勉強していく必要がありそうです。
ただ、最近電子決済しかり、どの分野でも非常に多くのサービスが展開されていますが、一本化しなければ、個々人が管理できないのではと思っています。(過去にもポイントカードが大量発生したところ、天下を取ったのはTポイントカードでした。)
非常に複雑になっているコードシェアを、JALが中心となった中核事業を展開できたら何かチャンスがありそうと勝手に思っています。
第2位NRT-HNL週14便に増便ANA A380で
L/Fが9割を超えているとのことで、もともとの座席数が520席ですから、だいたい平均旅客数が470名になっているという驚異的な数字・・・・。
エコノミー383席、プレミアムエコノミー73席、ビジネス56席、ファースト8席なので、簡易な計算をすると一回のフライトは約1億くらいの売り上げ。
それが週14で飛ぶわけですからなんとまぁな金額。
こちらが現在のNRT-HNL運航便数。
一日あたり10便がコードシェアで飛んでいて、ユナイテッドとのコードシェアとは言え9割をたたきだすのはなかなかですね・・・。
ただ少し気になるのはANAグループ社員がどれだけ含まれているのだろうといったところ。社員割引でかなり安くなるはずですから、かなりの従業員が利用しているだろうと予想しています。(事実上、社員の慰安旅行なんじゃ)
2020年7月1日からオレンジのA380が到着して週14便すべてをA380で運航するわけですが、どこまで人気が続くのか気になるところです。
ANAHD『2020年は成長の源泉である「人」にこだわる一年に』
昨年はパイロットならびに客室乗務員がアルコール問題でクローズアップされた年でした。片野坂社長は次のように述べています。
そして、2020年は「人」の年であると宣言します。エアラインビジネスにおいて、「人」のパワーが欠かせません。成長の源泉は「人」です。人の数、状態、質、そして若い人の登用にこだわっていきたいと思います。
AIやロボットが人に取って代わる時代と言われています。スマホの普及、ネットワーク環境の充実により様々な業界で、間接業務を中心にロボティクスを導入することで人員体制の見直しを図っています。
AIの進化が著しい世の中ですが、エアラインのシステムはまだまだ古くかつ、信じられないほど前時代的なものとなっています。
また、客室乗務員についても、旅客数(旅客機の定数)に応じて最低客室乗務員数という規定があるため、「人」に頼らざるを得ない実情もあります。
1~2年ほど前は現場力を鍛えることを中核としていたわけですが、引き続き現場にフォーカスを当てなければならない状況が続きそうです。
番外編:春秋航空ーNRT悪天候についてのお知らせ
【お知らせ】1月8日 成田空港悪天候による運航への影響について 【运航情况通知】1月8日 关于成田机场恶劣天气可能导致的运航影响-春秋航空日本公式サイト
2020年1月8日は全国的に天気が大荒れだったわけですが、強風で有名なNRTでは1月8日18:00頃から到着便のHOLDも相まって出発便は欠航騒ぎ。エアライン関係者にとっては大変な一日となりました。風のみならずFOG(霧)も発生したようで、天気予報も大きく外れていました。
急な欠航に戸惑った方も多かったと思いますが、天気だけは人間どうしようもないですのでご了承くださいませ・・・・。
↓欠航になった時の対処法!!
そんなこんなで年始ではありますが、ウクライナ国際航空の墜落事件もあり少し物騒な年になりそうな予感です。
とはいえ、空の安全は世界中のエアライン関係者が守っていきますので、気軽に空の旅を楽しんでもらえればと思います!
では!
今すぐ旅に出るならこちら!!
椅子取りゲームに勝利せよ!飛行機が欠航した時の対処方法
前の記事では欠航した時のマインドセットを説明しました。今回はでは具体的にどのように行動していくのか解説していきます。
飛行機が欠航した時、一秒でも早く航空券を確保すること、とお伝えしましたが、その理由を説明します。
欠航になった際にあなたの周りにいる人全員がその目的地に向かいたいと思っていたわけですよね?
例えば
航空券を買うときに気にすることは何ですか??そのエアラインが好きだからというのもあると思いますが、そもそも
その「出発時間」で「目的地」になるべく「早く」
到着したいから購入していませんか?
よくよく思い出すとかなり重要視してしまっているかと思います。
その条件をしっかりと達成するためには、まずは自腹ででも航空券を確保するという行動が大切になるわけです。
まず飛行機が欠航になった時の選択肢は3つあります。
1:返金
2:便の振替
3:目的地の変更
1についてはその場で返金手続きしないといけないということはまずまずありません。つまり最後の選択肢でよし。
大切なのは2と3の選択を如何に自分の目的に合わせて判断を行うかということ。
2については便の振替になるので後続便、つまりそのエアライン(共同運航やアライアンス)が運航している最先便への振替を行うということ。
もし、ドル箱路線羽田(HND)-新千歳(CTS)のように運航便が多いものは1時間後に出発のものもありますが、地方路線では1日に2便ということもあります。
3についてはもし観光目的であればいっそのこと目的地を変更し違う旅を楽しんでみるというのも悪くないと思います。(いやでもホテルが~~はまた今度)
具体的な航空券の確保の方法
では、本来の目的地に向かうということを焦点にあてた場合、具体的にどのように航空券を確保すればよいのでしょうか?
1:時刻表を確認せよ!
まずエアラインの時刻表を確認します。Google検索:「〇〇〇 時刻表」で検索をすれば出てくるはずです。
上の図で説明をすれば、もしNH651が欠航になったとしても、運航便としてはNH653~659まで選択肢があることが把握できました。
このようにまずは自分が搭乗する予定だった便がどのようなスケジュールで運航されているのか確認をすることで、状況把握が容易になります。
基本的にWEB上に便が表示されないということは満席ということになるので、
「あれ?便が表示されない、なんで?」
と不必要に原因を考えて悩む前に
「もう満席なのか!次!」
と考えることが大切です。
2:空港の出発情報を確認せよ!
次に自分が今いる空港、もしくは最寄りがあればその空港の出発便を確認します。(成田空港と羽田空港はおおよそ電車で1時間程度)
ここで確認したとき、例えば羽田(HND)-関空(KIX)であれば
エアラインに固定されず、すべての便が表示されます。
これで他社の便がどの時間にあるのか把握できるので、もし満席になってしまったとしても、他の選択肢として、違うエアラインの早い便に乗る選択肢を取ることができます。
3:便の振替手続きをせよ!
ここまで情報を集めればあとは簡単。
◇同じエアラインの場合
⇒エアラインの予約画面から振替の手続きを行うときに、満席でなければ同じ目的地の最も早い便が選択できます。条件に沿ったものも選択して振替ましょう。
満席になってしまった場合!
◇違うエアラインを自腹で払う
⇒空港情報で見た最も早い、違うエアラインを自腹で購入し、元の航空券は返金処理をしましょう。金額が高くなってしまう場合は多少時間をずらしてみるのも手です。
あるいはLCCは主要空港から少し離れた場所になりますが、航空券代が安い場合がありますので、地上交通との兼ね合いも考慮してLCCを検討するのもありだと思います。
欠航時は係員への問い合わせで列ができてしまいます。
その列に並んでTwitterにつぶやいたり、電話で家族や会社に事情説明を行う前に、
自分自身で調べて解決を行うことがスマートな欠航時の乗り切り方です。
欠航については、安全性の観点から急遽整備作業が必要となり欠航となるケースや、天候が急変してしまい欠航となるケースもあります。ご理解いただけると助かります・・・・。(ご迷惑をお掛けします)
係員も一人一人のお客様にしか対応できませんので、順番待ちをして頂く前に、ご自身で対処する方が、今のスマートフォンが普及した時代には最善です。
是非、もし急に欠航に遭遇してしまったときは、参考にしてもらえれば幸いです。
ではでは!!
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まず○○をせよ!!飛行機が欠航した時の一番賢い行動の仕方。
飛行機が欠航した時ってとっても困りますよね。
何をすればいいかわからないし、何ができるかわからない、ホテルは?レンタカーは?どうやって目的地までいけばいいの?
実際に飛行機が欠航した時には、こういうお問い合わせが多くあります。
個人的によく書かれている内容は全くもって間違っているなぁと思っていますのでエアラインの立場から冷静に何をすることが、最善の結果を得ることができるのか解説していきます。
結論:まず航空券を自腹で購入せよ!!
以上!!
本当に以上。
冷静に考えてください。
飛行機には座席の上限があります!
誰よりも早くその椅子取りゲームに勝たなければなりません。
だから飛行機が欠航になった時にあなたがしなければならないことは、
1秒でも早く航空券を確保すること!
です。
正しい航空券の確保の仕方
とはいえ必ずしも自腹でないといけないわけではありません。
選択肢は2つ。
1:同じエアラインの場合
2:別のエアラインの場合
同じエアラインの場合であれば、欠航が決まった段階で予約の変更ができるように、予約システムの変更が行われます。周りの方が案内を聞いたり、質問をしている間に次の便の航空券に変更してしまえばそれであなたの欠航対応は終了です。
ただし、変更に料金がかかるようであれば少し待ちましょう。
基本的に欠航となった場合は全額返金or無料振替となります。
お金が発生するようであればまだシステムが間に合っていないだけなので損をしないように待ちましょう。
別のエアラインの場合、これは自腹です。
その航空券を確保した後にゆっくり返金手続きをしましょう。
ただし、エアラインが変われば値段も変わってきます。LCC→FSCであればもちろん高くなりますが、躊躇すればするほど残席が減り価格が高くなるので躊躇は禁物です。
満席になれば諦めるしかない
色々な目的があって飛行機を利用して頂いていると思うのですが、もし欠航になってしまったときに、この行動ができるかできないかで、大きな差が生まれてしまいます。
満席になってしまえば、もうすべてを諦めるしかないのです。
そんなことにならないように、
誰よりも航空券を早く確保する!
これが飛行機が欠航した時の正しいマインドセットです。
↓理由・注意点を詳細に解説します。なるべくしっかり読んでください。
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年末年始:もっとも使われたエアラインまとめたってよ
2020年1月6日、各エアラインより「2019年12月27日~2020年1月5日」の年末年始航空便利用実績が発表されました。
国内線・国際線ごとにTOP3でまとめていきます。
(各エアライン発表のプレスリリースから参照)
※提供座席数:便数と使用した飛行機の総数
(例)総数2便に対して最大200席と最大150席の航空機を別々に使用した場合、提供座席数は350席
※旅客数:実際に搭乗した旅客の数
(例)提供座席数350席に対して300名が搭乗した場合、旅客数は300名
※利用率:提供座席数と旅客数の割合
(例)提供座席350席に対して300名が搭乗したため、利用率は300÷350×100=85.7%
まずは国内線TOP3!!
◇FSC(Full Service Cariier)のANA,JALがさすがの2強として独占!座席数や旅客数も圧倒的な数となっている。
◇利用率は便数が多くなればなるほど平均に近づくため、便数が少ないSJO,APJ,SFJがランクイン。便数が少ないエアラインほどこの搭乗率は会社の収益につながってくるため、この3社は今後の成長が期待できそうです。
次に国際線TOP3!!
◇やっぱりANA,JALの2強。2013年までは国際線はJALという時代だったが、2014年にANAがJALを抜いてからはじわじわと差が広がっている印象。ちなみにANA,JALの2014年年末年始の旅客数は、JAL:437,334人 ANA:391,197人でJALが4万人ほど上回っていた。
◇軽視できないのがAPJ。2012年に運航を開始したLCCだがたった8年で旅客数においてはJALの1/3に迫る勢い。利用率こそランクインしなかったが注目と言わざるを得ない。
◇利用率においてはSFJ,JAL,JJPがランクイン。昨年から引き続き、HongKongでのデモや日韓関係の冷え込みが続いており、Hongkong(HKG),Korea(KOR)へ就航がないSFJ、Taiwan(TWN)や該当国以外への就航があるJJPには追い風。
◇勝手な予想としてJALについては、品質がいいことはもちろん、と前置きをしてJapanというネームバリューも外国の人から見たときに追い風になったと予想。
最後に総合成績!!
◇やっぱり2強・・・・(もう触れません)
◇それだけANA,JALが培ってきたものは大きいということが目に見えてわかる。
◇2019年12月にバニラエア(VNL)と統合を完了したAPJが実質国内第3位としての地位を早くも確立した。なお、4位、5位にはそれぞれ2~3万人の差をもって、SKY,JJPが並んでいる。熾烈なレースになりそうな予感です。
◇しかしながら気がかりなのは、利用率。SKY,JJPよりも便数の多いAPJが国内第1位の利用率を記録。圧倒的な成長速度が引き続き続いていきそうな形です。
◇SFJ,SJOについてはじわじわと顧客を獲得している印象。便数がまだ少ないにしても利用率に数字が出てきているため、一定の顧客の囲いこみが進んでいる様子。ただし、現在のところ経営状況は芳しくなく、SFJの国際線は依然赤字。SJOも就航を開始してから赤字続きとなっている。
◇SFJに関しては国内線で利益を算出できているため、国際線の黒字が果たせれば大きく成長できると予想。SJOに関しては、利用率に反して航空券代がどれほどで提供されていたのかについて慎重に見極める必要がありそうだ。
国内線・国際線全エアラインデータまとめ
ー国内線ー
ー国際線ー
ざっとではありますが、発表のデータをもとにまとめた上、私見をまとめてみました!
年末年始、飛行機にご搭乗頂いた方も多いと思いますが、これからも空の旅を楽しんでくださいね!
それでは!
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税金から見るLCCの仕組み
注意:本記事は推論です。事実に基づく内容ではありません。ご了承の上閲覧ください。
LCCってなんで安いの??
昨今、格安で飛行機に乗れるということで話題が絶えないLCC(Low Cost Carrier)ですが、よくLCCがなんで安いの?という点に対して・・・
◇単一機材を使用している!
◇座席間隔が狭い!
◇飛行機をいっぱい飛ばしている!
◇サービスが有料!
というのがあります。
確かに同じ飛行機だけだったら管理するのも簡単そうだし、人材の育成コストも減りそうだなという感覚は分かります。
ただ、それだけでビジネスとして上手くいくのか??という個人的な疑問を考えていた時にちょっと気が付いたことがありました!
なんかそっくりの会社がいっぱいある
某有名航空雑誌に毎月、国土交通省が発表している航空機の登録抹消を取りまとめている貴重な一コマがあるのですが、そこに似たような社名の会社が複数あることに気が付きました。例えばですが、次のように掲載されています。
機体記号:JA△◇11 所有者:〇〇商事△△リース
機体記号:JA△◇12 所有者:〇〇商事✖✖リース
機体記号:JA△◇13 所有者:〇〇商事̻◇◇リース
そもそも航空機の登録とは
機体記号(きたいきごう、英語:aircraft registration)とは、航空機に付けられる個別の記号。国籍記号と登録記号により構成される[1]。
wikipedia:機体記号 より引用
のことで、例えば航空機の翼や水平尾翼の下に記載されているものです。
構成としては「〇〇(国)+△△△△(登録記号)」となっていて、日本の場合は’JA’で表記されます。
この機体記号は登録が義務づけられているもので
日本にある航空機を飛行させる場合には、耐空証明を受けなければならないが、それには原則として日本の国籍を有する航空機でなければならない。そのためには、必ず航空機登録原簿への登録を受ける必要がある(航空法3条の2)。 申請のうえ新規登録を受けた場合には航空機登録証明書が交付され航空機の種類及び型式・航空機の製造者・その航空機の製造番号・航空機の定置場・その航空機の登録番号(機体記号)・申請人の氏名又は名称及び住所・登録の原因と日付・登録の目的が記載される。wikipedia:航空機の登録 より引用
という理由から一つの航空機に一つずつ割り振られています。
日本で飛行機飛ばすなら、検査が必要だからその検査のために名前をつけてね☆
という解釈でよいかと思います。車のナンバーとかと一緒です。
つまり、同じ機体番号の飛行機が重複することはないですし、所有者が違うということは事実上その会社がちゃんと存在していることが分かります。
となると疑問が一つ湧いてきます。
使っている会社と所有している会社が違う??
本題に戻りますが、要はその国交省発表の内容では
機体記号:JA△◇11 所有者:〇〇商事△△リース
機体記号:JA△◇12 所有者:〇〇商事✖✖リース
機体記号:JA△◇13 所有者:〇〇商事̻◇◇リース
となっているわけですが、リースとあるように所有者は飛行機を貸し出しているだけで、実際にこれら機体記号の飛行機はエアラインが運用していることが分かりました。
これっていったい何の意味があるの?というのが率直な疑問でした。飛行機はエアラインが保有しているものだと思っていましたし、そういった会社を立ち上げたり、その運用を行う方が手間もコストもかかるのでは?と思ったのです。
オペレーティングリースという節税方法
そこで見つけたのが「オペレーティングリース」という節税の方法です。
ただ結論を先に言うと、経済や税金について知識がないので一通り読んでみましたがイマイチよくわかりませんでした(笑)
自分の中で噛み砕ききれず説明するのもとは思うのですが、理解できた範囲で説明すると、まず基本的な法人税の仕組みがこんな感じだと思います。
例えば、毎年1000万円所得がある企業がいたとします。この企業の10年間の税金を見てみましょう。
税金関係本当に難しい(税理士さんすごい)ので、足りない頭でイメージできた範囲をまとめるとこんな感じになります。
ここで大切なのが、
所得が少ないと税金も少なくなる
ということかと思います。
これを踏まえた上で、オペレーティングリースの仕組みを説明すると・・・
減価償却という考えがあり、簡単に言えば100万円のものは1年ごとに10万円ずつ価値が下がっていきます。つまり100万÷10万=10%なので、1年ごとに10%価値が下がっていくというものです。
一方で航空機のリースにおいてはこの減価償却の割合を1年目に40%、2年目に30%というように減価償却の減少率を設定することができるそうです。
これが何を意味するかというと、
割合が多ければ多いほど損失が生まれている!
ということです。
100万の10%なら10万円の損失なのに、40%なら40万円も価値が下がっています。
損失じゃダメじゃん!?
と思ったあなた。損失でいいのです。
なぜならつまり所得が減っているということだからです。
所得が減る=税額が減るわけですから、それこそ節税ができていることになります。
結論:なぜ似た名前のリース会社が多くあるのか
このオペレーティングリースを行うために、エアラインは2つのパターンを取っているのではと思っています。
1.リース会社とのオペレーティングリース契約を行う。
2.自社で購入しリース会社にすぐに売却、改めてリース契約を行う。
1について、リース専門の会社と契約を行う場合もあれば、ペーパーカンパニーを立ち上げるケースもあるようです。そのペーパーカンパニーが今回気になった「似たような名前のリース会社の正体」でした。
これらも会社になるためリースしている以上リース料金が収入源として入ってくるため所得が生じます。つまり法人税がかかってくることから複数に分けているのではと考えています。(資本金1億円以下所得800万円以下でさらに税率が下がる)
2については、これはお話しで伺ったことがあるのですが、航空機メーカーも直接購入をしているエアラインとリースをしているエアラインでは、処遇が違うらしいです。
(車もメーカー保証とか手厚いですよね)
航空機も機械ですから故障するわけで、そういうときにメーカーのサポートがあるのとないのとでは業務効率も変わってきます。そういった事情を鑑みて2のケースを取っているエアラインもあるかもしれません。
LCCの安さの秘密はもっとあった!
いかがでしたでしょうか。
推論の域をでないですが、一般的に言われているLCCの安さの秘密とはまた別の可能性を見つけたのでは!?と思っています。まだまだ秘密があるとは思いますが、少しずつ勉強していこうと思っています!
正直まだ整理しきれてない部分があるため都度Updateを行っていきます・・・・。
それでは!
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投稿前に詳しく書かれた記事を見つけてしまいました(泣)
より精度の高い情報はこちらを参照してください
※所得や利益云々、言葉によって意味合いが異なることが把握していますが、理解が出来ませんでした。あくまでイメージが掴めるように統一を行っております。ご了承ください。
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【航空券+ホテル】海外旅行エクスペディア★パッケージツアー国内線運航状況まとめー空港行く前に確認!
国内線運航状況リンクまとめ
飛行機搭乗の1~2時間前にこちらのリンクまとめから、運航状況の確認を行い、快適な空の旅のための情報収集を行ってください。
なお、最新の情報は出発空港もしくは空港係員に問い合わせるようにしてください。
APO CODE : 成田= NRT 関空= KIX 福岡= FUK 沖縄= OKA 庄内= SYO
大分= OIT 鹿児島= KOJ 熊本=KMJ 宮崎=KMI 長崎=NGS
2LETTER CODE: GK
APO CODE : 名古屋= NGO 札幌/千歳= CTS 仙台= SDJ
2LETTER CODE: DJ
リンク先の情報に誤りがあった場合でも当ブログでは一切の責任を負いませんのであらかじめご了承ください。
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2レターコード知りたきゃこれ見とけ
今回は2レターコードについて解説しています。
の記事でも2レターコードを覚えると便利とお伝えしましたが、
英数字の羅列で「なんか覚えづらい・・・」というところもあると思うので、少しでも興味が湧くように説明します!
2レターコードとは??
文字通り2つの英数字で世界中の航空会社を識別するための記号になります。
これはIATA(International Air Transport Association:国際航空運送協会)によって定められていますが、2レターコードで親しまれるものの、正式には Airline Designator Codeと表記されています。
IATAではこの2レターコードの目的として
Those companies assigned an IATA Airline Designator Code are to use such designators for reservations, schedules, timetables, telecommunications, ticketing, cargo documentation, legal, tariffs and/or other commercial/traffic purposes. https://www.iata.org/en/services/codes/
と記載されています。
つまり、とにかく航空会社って「~エアウェイズ」とか「~エアライン」とか社名に着くと長いから、業務上円滑にするために決めようや。
という話です。
もともと2レターコードは、1947年以降ICAOが定めたあと、IATAも使用を開始し、1987年にはICAOが3レターを発行。1988年からはIATAが2レター、ICAOが3レターという枠組みが出来上がりました。
IATAってなに??
エアラインあるあるですが、省略されたワードの読み方って人まちまちなところがあって、「アイエーティーエー」とか「アイアタ」とか「イアタ」とか読みますが、まぁ通じればよしということで割りとルーズなところがあります。
IATAとは別にさっきも出てきましたが、ICAO(Internatinal Civil Aviation Organization:国際民間航空機関)がありますが、何が違うのって話ですよね。
ざっくりいうと「国」か「会社」か
ということ。IATAは民間航空会社の集まり。ICAOはUNICEF(国際連合児童基金)やWTO(世界貿易機関)と同じく国の集まり。という違いです。
つまり前述の2レターを定めた目的にもあった通り、規定というよりかは、利用者や業務に重きを置いているような形です。
よく見る2レターコード
日本のエアラインでよく見る2レターコードをまとめました。
右側の2文字がそれですね。
なんとなく意味合いが分かる感じ、例えば
AIRDOは北海道のエアラインなので「HD」は「HokkaiDo(北海道)」かな?
とか日本航空の「JL」は「Japan Airways」かな?とか検討はつきますね!
(事実か否かは正直公表されていない場合が多くわかりません)
公表されている有名なところでは、ANAの「NH」は1952年12月に「日本ヘリコプター輸送株式会社」が日本で設立され、それが現在のANAとなっているため、その時の「Nihon Helicopter」が元となっています。
またLCCのPeachの「MM」はPeach=桃=「MoMo」ということで「MM」というレターを使用しているとのことです。
なんで他のエアラインは分かりづらいの?
簡単な算数の話をしましょう!
2レターコードはアルファベットと数字の組み合わせで作られていますが、その時何パターンのコードを作ることができるのでしょう??
アルファベット=26文字
数字=10文字
合計は36×36=1296通りの2レターコードがあるわけです、
一方で世界中のエアラインは何社あるのでしょうか?
5000社です。
つまり、足りません(キッパリ)
(※2019年ICAO換算ーLCCや国際線定期運送を行っていない場合などIATA非加盟という選択を行うため誤差があります)
前述したNHやJLのように1900年代からのエアラインは自社に適したコードが残っていたものの、MMのように運よく会社のイメージに沿っていればよいですが、基本的に新規LCCやブランド転換を図った場合、ぴったりの2レターが残っていないケースが多いため、少し頭の中で結びつきにくいなぁとなってしまうわけです。
ちなみに2019年にIATAに新規加盟したのは次の通り
アジア系多いなぁという感じですよね。ますます足りなくなっちゃう。
え?スターフライヤーってMQじゃないの?
と気が付いたあなた。
私と同じスタフラファンか、すでに理由を知っているオタクですね。
このサイトはIATAの2レターコード検索ができるサイトですが、ここで少し見てみましょう。
まず「MQ」で調べた結果
アメリカのEnvoy Air Inc. という会社が該当しました。
(調べるとAA[American Airlines]の機体ですがそれはまた今度)
次に7Gと調べると
出ました!日本のスターフライヤーです!
スターフライヤーのブランドコンセプトは
Mother Comet ~blaze through the world~
Mother Cometは空を飛びながら何万個もの光輝く流星群を生み出す。
同じようにSTAR FLYERは快適なフライトと共にお客様の夢や希望に輝きを与える。ライト兄弟が生み出した航空産業の情熱と哲学を今なお受け継ぎ、無償の愛から喚起されるホスピタリティをお客様に提供する。
お客様が輝くための移動体であること
お客様が輝くための宿であること
お客様が輝くためのホスピタリティであること~blaze through the world like a comet~
彗星のように、輝きを生み出し世界を駆け巡る航空会社、STAR FLYER。
やべぇスタフラかっこよすぎしびれる。
とある通り[Mother Comet]がブランドコンセプトなので、便宜上
国内線においては「MQ」を使用しています。
なんでMCじゃないねんは聞かないでくれ
国際線、北九州ー台北(KKJ-TPE)では7G800&7G801を使用しています。
いやいや勝手に他のエアラインのレター使っていいの?
無許可ではないと思いますが、これに関してはIATAの規定について一般的に調べられる範囲ではない気がするので掘り下げていません。すいません。
たださっきの通りIATAは国際的なエアラインの集まりのため、国際線では正式の7G を使用しています。他のエアラインもそういったすみ分けを行うこともできますが、業務上簡素にするために定めている2レターコードを2つ保持するような形は好ましくないのかもしれません。
いかにせよ、スタフラはMQを使うことで興味を持つことで自社のブランドコンセプトを知ってもらえる(実際調べちゃったし)という戦略をとっているかと思うので、ブランドイメージが付きにくい航空業界にとっては斬新な攻め方のように思います。
いかがでしたでしょうか?
少しは2レターについての興味をもってもらえたら幸いです。
これについてはまだ私が仕事として取り扱ったことがないため、誤った情報もあるかもしれませんが、その際はぜひ教えてください。
ではでは!