『エアライン解説』飛行機オタクが実際に働いてみた。

コックピットに乗ってみたかったので、実際に就職したオタクの物語。

2020年1/1~1/10 気になったプレスリリースー国内航空編ー

2020年、新年になってからいくつか気になったプレスリリースがあったので、勝手にまとめ。

 

 

第3位JAL 上海航空とのコードシェア開始

 

press.jal.co.jp

スカイチーム上海航空ワンワールドJALがアライアンスを超えてコードシェアを実施するケース。

最近では非常に多いですね・・・・。

ANAはアライアンス内での提携を維持する一方、JALに関してはアライアンスメンバー以外とも提携を推し進めていく構図となっています。

吉とでるか凶とでるか、仕組みについてもっと勉強していく必要がありそうです。

ただ、最近電子決済しかり、どの分野でも非常に多くのサービスが展開されていますが、一本化しなければ、個々人が管理できないのではと思っています。(過去にもポイントカードが大量発生したところ、天下を取ったのはTポイントカードでした。)

非常に複雑になっているコードシェアを、JALが中心となった中核事業を展開できたら何かチャンスがありそうと勝手に思っています。

 

第2位NRT-HNL週14便に増便ANA A380

www.anahd.co.jp

L/Fが9割を超えているとのことで、もともとの座席数が520席ですから、だいたい平均旅客数が470名になっているという驚異的な数字・・・・。

エコノミー383席、プレミアムエコノミー73席、ビジネス56席、ファースト8席なので、簡易な計算をすると一回のフライトは約1億くらいの売り上げ。

それが週14で飛ぶわけですからなんとまぁな金額。

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https://www.narita-airport.jp/jp/flight/today/?DepArr=D&Airport=HNL&airline=&flightDate=20200113

こちらが現在のNRT-HNL運航便数。

一日あたり10便がコードシェアで飛んでいて、ユナイテッドとのコードシェアとは言え9割をたたきだすのはなかなかですね・・・。

ただ少し気になるのはANAグループ社員がどれだけ含まれているのだろうといったところ。社員割引でかなり安くなるはずですから、かなりの従業員が利用しているだろうと予想しています。(事実上、社員の慰安旅行なんじゃ)

2020年7月1日からオレンジのA380が到着して週14便すべてをA380で運航するわけですが、どこまで人気が続くのか気になるところです。

 

ANAHD『2020年は成長の源泉である「人」にこだわる一年に』

www.anahd.co.jp

昨年はパイロットならびに客室乗務員がアルコール問題でクローズアップされた年でした。片野坂社長は次のように述べています。

そして、2020年は「人」の年であると宣言します。エアラインビジネスにおいて、「人」のパワーが欠かせません。成長の源泉は「人」です。人の数、状態、質、そして若い人の登用にこだわっていきたいと思います。
 AIやロボットが人に取って代わる時代と言われています。スマホの普及、ネットワーク環境の充実により様々な業界で、間接業務を中心にロボティクスを導入することで人員体制の見直しを図っています。

AIの進化が著しい世の中ですが、エアラインのシステムはまだまだ古くかつ、信じられないほど前時代的なものとなっています。

また、客室乗務員についても、旅客数(旅客機の定数)に応じて最低客室乗務員数という規定があるため、「人」に頼らざるを得ない実情もあります。

1~2年ほど前は現場力を鍛えることを中核としていたわけですが、引き続き現場にフォーカスを当てなければならない状況が続きそうです。

 

番外編:春秋航空ーNRT悪天候についてのお知らせ

【お知らせ】1月8日 成田空港悪天候による運航への影響について 【运航情况通知】1月8日 关于成田机场恶劣天气可能导致的运航影响-春秋航空日本公式サイト

 

2020年1月8日は全国的に天気が大荒れだったわけですが、強風で有名なNRTでは1月8日18:00頃から到着便のHOLDも相まって出発便は欠航騒ぎ。エアライン関係者にとっては大変な一日となりました。風のみならずFOG(霧)も発生したようで、天気予報も大きく外れていました。

急な欠航に戸惑った方も多かったと思いますが、天気だけは人間どうしようもないですのでご了承くださいませ・・・・。

 

↓欠航になった時の対処法!!

airline-sogo.hatenablog.com

 

そんなこんなで年始ではありますが、ウクライナ国際航空の墜落事件もあり少し物騒な年になりそうな予感です。

とはいえ、空の安全は世界中のエアライン関係者が守っていきますので、気軽に空の旅を楽しんでもらえればと思います!

では!

 

今すぐ旅に出るならこちら!!