『エアライン解説』飛行機オタクが実際に働いてみた。

コックピットに乗ってみたかったので、実際に就職したオタクの物語。

年末年始:もっとも使われたエアラインまとめたってよ

2020年1月6日、各エアラインより「2019年12月27日~2020年1月5日」の年末年始航空便利用実績が発表されました。

国内線・国際線ごとにTOP3でまとめていきます。

(各エアライン発表のプレスリリースから参照)

※提供座席数:便数と使用した飛行機の総数

(例)総数2便に対して最大200席と最大150席の航空機を別々に使用した場合、提供座席数は350席

※旅客数:実際に搭乗した旅客の数

(例)提供座席数350席に対して300名が搭乗した場合、旅客数は300名

※利用率:提供座席数と旅客数の割合

(例)提供座席350席に対して300名が搭乗したため、利用率は300÷350×100=85.7%

 

まずは国内線TOP3!!

f:id:KUROSAKI_TEGAMI:20200108063004p:plain

FSC(Full Service Cariier)のANA,JALがさすがの2強として独占!座席数や旅客数も圧倒的な数となっている。

◇利用率は便数が多くなればなるほど平均に近づくため、便数が少ないSJO,APJ,SFJがランクイン。便数が少ないエアラインほどこの搭乗率は会社の収益につながってくるため、この3社は今後の成長が期待できそうです。

 

次に国際線TOP3!!

f:id:KUROSAKI_TEGAMI:20200108071552p:plain

◇やっぱりANA,JALの2強。2013年までは国際線はJALという時代だったが、2014年にANAJALを抜いてからはじわじわと差が広がっている印象。ちなみにANA,JALの2014年年末年始の旅客数は、JAL437,334人 ANA:391,197人でJALが4万人ほど上回っていた。

 

◇軽視できないのがAPJ。2012年に運航を開始したLCCだがたった8年で旅客数においてはJALの1/3に迫る勢い。利用率こそランクインしなかったが注目と言わざるを得ない。

 

◇利用率においてはSFJ,JAL,JJPがランクイン。昨年から引き続き、HongKongでのデモや日韓関係の冷え込みが続いており、Hongkong(HKG),Korea(KOR)へ就航がないSFJ、Taiwan(TWN)や該当国以外への就航があるJJPには追い風。

 

◇勝手な予想としてJALについては、品質がいいことはもちろん、と前置きをしてJapanというネームバリューも外国の人から見たときに追い風になったと予想。

 

最後に総合成績!!

f:id:KUROSAKI_TEGAMI:20200108074115p:plain

やっぱり2強・・・・(もう触れません)

◇それだけANA,JALが培ってきたものは大きいということが目に見えてわかる。

 

◇2019年12月にバニラエア(VNL)と統合を完了したAPJが実質国内第3位としての地位を早くも確立した。なお、4位、5位にはそれぞれ2~3万人の差をもって、SKY,JJPが並んでいる。熾烈なレースになりそうな予感です。

◇しかしながら気がかりなのは、利用率。SKY,JJPよりも便数の多いAPJが国内第1位の利用率を記録。圧倒的な成長速度が引き続き続いていきそうな形です。

SFJ,SJOについてはじわじわと顧客を獲得している印象。便数がまだ少ないにしても利用率に数字が出てきているため、一定の顧客の囲いこみが進んでいる様子。ただし、現在のところ経営状況は芳しくなく、SFJの国際線は依然赤字。SJOも就航を開始してから赤字続きとなっている。

SFJに関しては国内線で利益を算出できているため、国際線の黒字が果たせれば大きく成長できると予想。SJOに関しては、利用率に反して航空券代がどれほどで提供されていたのかについて慎重に見極める必要がありそうだ。

 

国内線・国際線全エアラインデータまとめ

 ー国内線ー

f:id:KUROSAKI_TEGAMI:20200108080130p:plain

 

 ー国際線ー

f:id:KUROSAKI_TEGAMI:20200108080147p:plain

 

 

ざっとではありますが、発表のデータをもとにまとめた上、私見をまとめてみました!

年末年始、飛行機にご搭乗頂いた方も多いと思いますが、これからも空の旅を楽しんでくださいね!

それでは!

 

今すぐ旅に出るならこちら!!