中国人の台湾渡航禁止!?ー各航空会社コロナウイルスの対応まとめ
現在報道がされているコロナウイルスによる感染ですが、感染経路の大きな原因となる航空移動について様々な対策が取られているのでまとめました。
くしゃみなどの空気感染でどうも肺炎を発症するようです。
ちなみに場所はこのあたり
ANA/JALの特別対応
ANAでは中国国際航空とのコードシェアでNH937/938:成田(NRT)-武漢(WUH)を運航していますが、
1月24日~1月31日までの運休を決定しています。
またCargo便についても同様です。(旅客も飛ばないため)
またすでに予約済みの航空券についても、
1月21日までの発券で、2月29日までの搭乗分に関しては手数料なしの返金対応、ならびに1回までの航空券の予約変更を受け付けています。
厚生労働省からの通達
各航空会社に対しては中国発着便就航の航空会社に対して、協力要請がでています。
中国では現在春節の期間となっており、日本でいうお正月のシーズンです。日本では正月は家で過ごすことが多いですが、中国における春節は家族そろって旅行に行く傾向があるため、要は旅行シーズンとなっています。そのため早急な水際対策を行っています。
通達内容はこちら
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000588102.pdf
簡単に要約すると
1 中国からの航空便について、「機内アナウンス」を実施
2 中国からの航空便について、「健康カード」を機内で配布
3 係員感染防止のためのマスク着用
国際線で日本に到着した時、何かわからないけど高い位置にカメラが設置されたちょっとしたゲートを通るかと思いますが、そこが検疫となっています。
カメラで発熱がある旅客の監視をしています。
また国際線到着便については、その航空機に感染の疑いがありませんよ。という証明を行うための仮の証明書が毎回発行されています。その発行に伴って基本的にウイルスは目に見えないものになりますので、旅客自身の申告が非常に重要になってくるため上記のような対応を行っています。
もし、機内で感染の疑いがある場合、仮の証明書発行を行う前に、その航空機の隔離=すべての旅客・乗員が感染の原因があるため飛行機から降りることを許可しません。
検疫官が該当の旅客の問診を行い、問題がなければ証明書の発行と旅客の降機許可がおります。
通達に基づく航空会社の対応
上記通達に基づき、中国発着の便を就航する航空会社は、
■乗員・地上係員の一部中国便(台湾・香港を含む場合もある)にてマスク着用
■健康カードの配布実施
また航空会社によっては機内でのマスクの配布を行っています。
日本の風潮というか私のイメージかもしれませんが、サービス業にマスクはいけないという概念がある気がしてました。今回のように通達があったとは言え、マスク着用を公言するのも、働き方が変わりつつあるようにも感じます。
なお中国人の台湾渡航も不可能に。また中国も旅行制限。
こちらの台湾政府の発表では武漢からの旅行者は台湾の入国を拒否するとの発表になっています。おそらく在住や出身、直近の渡航歴のある方は入国できないでしょう。真偽の確認ができていませんが、どうやら武漢に関わらず中国人全体の観光・商業目的とした台湾の入国が不可能な状態に切り替わったとの情報もあります。
ニューヨークタイムスのニュースでは中国サイドとしても団体旅行の禁止令がでているようです。
まとめ
以前、感染拡大中のためさらに規制が厳しくなっていくかと思います。
場合によっては日本人も海外渡航禁止がでる可能性があります。
ご旅行予定の皆様は常に最新の情報を確認するようにしてください。
ちなみに航空機にはエアコンにウイルス除去がしっかりと装着されていますのでご安心ください。
エアラインとしては非常に厳しい外的要因です。
香港の暴動・韓国の反日でアジア路線に打撃がある中で、唯一の好調路線であった中国・台湾についてもこのように規制が入ってくると今年の決算は厳しいでしょう。
とはいえ、安全が何より大切です。
まだまだインフルエンザのシーズンでもあるため、手洗いうがい推奨です。