日本はコロナ感染国ー他国の日本人への対応まとめ(2020/2月情報)
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コロナウイルスの感染が日本にも及んでいますが、主観として個人視点では自分は問題ないと考えがちなのが日本人には多い気がしています。
しかしながら、他国から見たときにすでに日本も感染国の1つ。
海外渡航に関して他国から日本国籍に対する入国制限について取りまとめました。
(2020/2/26外務省発表参照)
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html#Micronesia
※状況は極めて流動的に動いていますので、情報には最新の注意を払ってください。
日本人は入国できないぞ!!!
まずそもそも日本人入国させへんぞという国とその条件がこちら
詳細は下記。
現在、コロナウイルスの潜伏期間と言われている14日を基準(諸説ありますが各国は14日間を基準としているようです)に事実上の入国不可の状態です。
非常に難しいのが、「非感染国・地域において」という文章。
もしその国に到着した時点で知らない間に感染が確認されていたら入国できません。
また、感染していないことを証明とありますが、潜伏期間に諸説ある中で医者が診断書を作成してくれないと思われます。
■非感染国・地域において少なくとも直近14日間滞在しない限り入国禁止。
■日本を出発又は経由してサモアに渡航する場合は,新型コロナウイルスに感染していない最終渡航地において自らの検疫のため14日滞在し,サモアに最終的に渡航する前の3日以内に健康診断を受けなければならない。
■非感染国・地域において少なくとも直近14日間滞在しない限り入国禁止。また,医療診断書を提出,及び/又は新型コロナウイルスに感染していないことを証明しなければならない。
ツバル
■ツバルに上陸の3日前に新型コロナウイルスに感染していないことを証明する書類を取得すると共に,ツバル上陸前少なくとも5日以上非感染国・地域に滞在しなくてはならない。
■感染者が確認された国パプアニューギニア,フィジー,キリバス,ナウル,バヌアツを経由してソロモン諸島に入国する旅行者は,入国直前14日前までに感染国・地域から出発または乗継をしていないという証拠を提出できない場合は入国拒否。
■非感染国・地域において少なくとも14日間の検疫が求められる。
■イスラエル到着前の14日間に中国・韓国(フライト乗継を含む),マカオ・香港・タイ・シンガポール・日本(フライト乗継を除く)に滞在した外国人(イスラエル居住者除く)を入国拒否。
■中国,イラン,日本,タイ,韓国,イタリア及びシンガポールからの直接又は第三国を経由した外国人のイラク入国を当面の間禁止。
日本人は拘束だ!!!
次は入国はできますが、医療機関による経過観察を受けるため行動の制限を求められるのがこちらの国々。
詳細は下記。
先ほど同様約14日間において、自宅待機や医療機関の診断・経過観察が要求されます。
要注意なのは、帰国できない可能性があるということです。
現地IMMG(Immigration)の判断にはよる(つまり自国に帰るのであればよしとする場合もあるかも)ますが、感染拡大予防としての各国の責任範疇として、帰国ができなくなる危惧があります。
イスラエル(現在は入国拒否)
■(2月24日より前にイスラエルに入国し,)中国,香港,タイ,シンガポール,マカオ,韓国又は日本に過去14日の間に滞在した者はいずれも,これらの国を出国してから14日間が過ぎるまでは自宅待機が義務づけられる。
■感染症が拡大している国・地域(シンガポール,日本,タイ,韓国,香港,マカオ,台湾)から到着する者は,入国日以降,滞在地で24日間の医療観察を受ける。専門家が14日間各家庭を往訪し,10日間の遠距離モニタリングを受診。
■中国及び日本を含む流行国(感染者が一人でも確認された国)からの渡航者に対して,症状の有無にかかわらず,入国直後から同国予防観察センター等14日間の経過観察措置を実施。
インド・ケララ州
■同州は,日本,中国、シンガポール,タイ,マレーシア,ベトナム,韓国からの渡航者に対し,入国後28日間の自宅待機措置をとる旨発表。
■過去14日以内に中国,韓国,日本,シンガポール及びイランの何れかの国から到着した渡航者について,検疫及び予防措置のため,オマーン保健省と連絡を取ることが求められる。
英領ジブラルタル
■過去14日以内にリスクのある国(注:日本を含む)から到着した者は,症状の有無にかかわらず,少なくとも14日間は外出制限。
日本人は全員検査だ!!
次は入国時医療検査を受ける必要がある国です。
詳細は下記。
入国時に医療検査を実施し、疑いがある場合は入国拒否および隔離が実施されるようです。当然ながら、この時陽性の懸念があるとこの国の職員が判断すれば相応の処置が行われるでしょう。
■感染者が確認された諸国からの渡航者及び同国の国民には,国境通過地 点及び特別医療感染症対策施設における一次的医療検査を実施。
■感染が疑われる国・地域からの渡航者に対して症状に関わりなく検査・隔離を実施。
あれ以外と少なくない!?
と思ったかもしれません。が、これが国の対応として国際的に発表するということは簡単なことではありません。そのための人員や設備の問題もあります。
上記の国々がこのように発表している意図としては渡航の自粛を呼びかけとしてではなく規定として変更し訴えているのではと考えています。
では主要国家はどうなっているのかというと
現状日本人に対する措置はありません。
ただし、当然例えば到着時に検疫の温度センサーで確認したときに発熱している、咳こんでいるなどがあれば直ちに同様の処置がとられるのは目に見えているでしょう。
知人の話では、現在台湾の日本人への対応(正しい意味としては全ての渡航者)としては過去14日以内に中国/香港/マカオへの渡航歴がある場合入国制限がかかりますが、
韓国に渡航歴があることを伝えたところ入国できなかったとの話もありました。
そのため、繰り返しにはなりますが、非常に流動的に状況が変わりつつあります。
突如入国できなくなる・出国できなくなる可能性もあるため要注意です。
当然ながら、これは旅行者のみならず乗務員(パイロット・CA)も同様です。
日本も中国と同じ対応を取られるようになるかも
現状日本人に対する措置はない。といいましたが、中国はすでに中国自体で渡航の自粛。ならびに各国が入国制限を設けています。
プリンセス・ダイヤモンド号の一件もありますが、そもそも日本も感染が拡大しつつあるため、各国から中国同様の対応を取られるのも時間の問題でしょう。
春休みシーズンに入り、楽しみにしていた海外旅行・・・。という予定の方もいるかもれませんが、私なら大丈夫と思わず、海外渡航は基本的に取りやめてください。
一人ひとりの身勝手な行動が感染を拡大させてしまいます。
感染拡大はすなわちCOVID19の長期化を促進し、結果として国をつなぐための航空会社の収益に大きなダメージを与えます。
収益が悪化したエアラインは航空券の値上げを行わざるを得ず、特に外的要因に弱いLCCは倒産に追い込まれます。
結果として気軽に海外に行けていた時代は終わってしまうかもしれません。
少しずつ空の旅の選択肢が増えてきた時代がこれからも続くよう一人ひとりが空の旅を守る意識が大切になると考えています。
まずは、一刻も早くCOVID19が収束するよう世界中で団結することが大切です。
とにかく予防を第一に、感染させない、感染されないを徹底し、また快適で自由な空の旅ができるときがくることを祈りましょう。