また1つエアラインを知りました。-人と環境を繋ぐことー
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すでにご存知の通り、COVID-19の影響で航空業界は大打撃を受けています。
タイ国際航空・アビアンカ・ラタム・ヴァージンオーストラリアといった大手航空会社からFlybeなどのLCCまで経営破綻に追いやられていました。
私は子供の頃から飛行機に憧れて、航空業界で仕事をしていますが、このコロナ渦を経て、また1つエアラインを知りました。
現状
お給料は3割ほど減りました。まだいいほうだと思っています。知り合いの客室乗務員は5割減、または解雇となりました。ハンドリング会社の方たちはさらに厳しいと聞いています。一方で今後の運航再開に向けて、当然訓練や点検などは継続しなくてはいけませんし、コロナウイルスの対策をしなくてはならないので、業務量は変わらないか、やや増えました。
お給料は減っているのに仕事は変わらないのはなかなかつらいものがあります。それでも仕事をなくした人もいると思えば、まだ幸運なんだって思うようにしてます。
とはいえ3割も減ればそこそこ生活はきつくなるわけで、どうにか食いつないでいる日々です。
叩き落されたような気分
以前にも航空業界が大ダメージを受けたことがあります。
それは2001年の9.11同時多発テロです。
9.11の時もテロによる恐怖で、人が飛行機に乗らなくなってしまいました。それを払拭するためにこれまで世界中のエアラインが安全を堅持・推進してきました。
そういった不安が消え、やっと、飛行機が人々の日常に溶け込んできて、物理的にも人と人の距離に変化が起ころうとしているときに、今度はウイルス。
先人たちの積み重ねを私たちの世代が引き継いで、さらなら発展を目指そうとしている時に、振出しに戻ったというか地面に叩き落されたような気分になっています。
人と環境を繋ぐこと
エアラインは外的要因に弱いと言われていますが、今までは単に旅客数の減少による収益の減少が理由だと思っていました。事件・事故で人が乗らなくなると、高価な航空機を使用するためローンが支払えなくなるため経営難に陥ってしまうのだろうと考えていたのです。ウイルスと人を繋ぐ
そして今回はウイルスという要因が顕著となり、人々の中にウイルスがどのような環境にも存在しえるという意識が芽生えました。つまりエアラインはウイルスと人を繋げなければいけなくなったのです。
例えば記事のように消毒をしたり、HEPAフィルターの紹介をすることで肉体的な安全性や感情的な安心を提供しようとしています。
とはいうものの、COVID-19の場合、一番の懸念は「感染させてしまったら・感染させられたら」ではないでしょうか。
とはいえ、それを解消する手段は?ワクチンができれば以前のように戻るの?
そうもいかないでしょう。
今後エアラインはこの人と環境を繋ぐということにより注力していく必要があるのかもしれないと感じています。
コロナウイルスー海外旅行はいつから?!10月からだ!!
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コロナウイルスの影響で海外旅行の自粛が相次いでいますが、徐々に国際線の復活が始まっています。
日本のエアラインでは引き続き6月末まで自粛が続くとの発表があります。
外資系の国際線復旧に関しては予想より早い印象ですが、本格的に国際線の復活はいつ頃になるのでしょうか。
筆者の勝手な独断での予想は10月です…!!
ワクチンができないとダメ
独断の根拠はワクチンができないといけないというところにあります。
単純なところに結論があると思うのですが、エアラインにとってはお客様が乗ってくれないと収益が得られません。
お客様が国際線に乗りたいと思うのは、コロナウイルスに対する対抗手段=ワクチンがないと、安心して海外に旅行したくないですよね?
つまりワクチンがいつできて、いつまでに万全な配布体制になるのかが鍵だと考えています。
過去最速でワクチンができる?!
ビル・ゲイツ氏は次のように述べています。
「though it could be as little as 9 months or as long as two years.」
9ヶ月から長くて2年以内とのことです。
過去、ワクチン開発では5年の月日がかかるとのことですが、今回のパンデミックにより開発が最速できるとの予想でした。
ワクチンの開発に関しては、検証の数が多ければ多いほど研究が進められるとのことで、今回の開発においては、よいか悪いか、世界中でのパンデミックのため、ワクチンの検体数が多いことから研究が早いスピードで進んでいるようです。
ワクチン提供の準備が進んでいる
新型コロナワクチン9月供給に向け準備 米3億回分、英1億回分 英オックスフォード大が第2/3相治験へ(木村正人) - 個人 - Yahoo!ニュース
中国開発のワクチンで抗体確認 新型コロナ、初の臨床試験チーム(共同通信) - Yahoo!ニュース
これらのニュースにあるようにワクチン提供のためすでに、ウイルスに対する抗体が完成しているようです。
ワクチンの提供=国際線の再開という考えに則ると、大まか世界中のワクチン安定供給に至り、お客様の国際線への警戒心がなくなるのは10月頃になると考えています。
しかしながら、コロナウイルス対策として効果的であったのはSocial Distanceの確保でした。今後はワクチンができたとしても、過密空間となる航空機においては、Social Distanceの概念は引き続き影響が残りそうです。
今後航空業界が必要となる対策は別途考察してみたいと思います。
STAY HOME活動も限界を迎えており、緊急事態宣言の解除以降、人があふれる状態となっています。
懸念にもある通り、第二次パンデミックが発生しかねない状態ではありますが、自分自身が感染しない・させないを継続することが大切だと思います。
くれぐれもまだワクチンができていないことを忘れずに過ごしていきたいものです。
日本はコロナ感染国ー他国の日本人への対応まとめ(2020/2月情報)
ーグランドスタッフだってオリジナルグッズが欲しい!!-オリジナルエアライングッズ(ご支援を頂けるとブログ更新のモチベーションになります。)
コロナウイルスの感染が日本にも及んでいますが、主観として個人視点では自分は問題ないと考えがちなのが日本人には多い気がしています。
しかしながら、他国から見たときにすでに日本も感染国の1つ。
海外渡航に関して他国から日本国籍に対する入国制限について取りまとめました。
(2020/2/26外務省発表参照)
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html#Micronesia
※状況は極めて流動的に動いていますので、情報には最新の注意を払ってください。
日本人は入国できないぞ!!!
まずそもそも日本人入国させへんぞという国とその条件がこちら
詳細は下記。
現在、コロナウイルスの潜伏期間と言われている14日を基準(諸説ありますが各国は14日間を基準としているようです)に事実上の入国不可の状態です。
非常に難しいのが、「非感染国・地域において」という文章。
もしその国に到着した時点で知らない間に感染が確認されていたら入国できません。
また、感染していないことを証明とありますが、潜伏期間に諸説ある中で医者が診断書を作成してくれないと思われます。
■非感染国・地域において少なくとも直近14日間滞在しない限り入国禁止。
■日本を出発又は経由してサモアに渡航する場合は,新型コロナウイルスに感染していない最終渡航地において自らの検疫のため14日滞在し,サモアに最終的に渡航する前の3日以内に健康診断を受けなければならない。
■非感染国・地域において少なくとも直近14日間滞在しない限り入国禁止。また,医療診断書を提出,及び/又は新型コロナウイルスに感染していないことを証明しなければならない。
ツバル
■ツバルに上陸の3日前に新型コロナウイルスに感染していないことを証明する書類を取得すると共に,ツバル上陸前少なくとも5日以上非感染国・地域に滞在しなくてはならない。
■感染者が確認された国パプアニューギニア,フィジー,キリバス,ナウル,バヌアツを経由してソロモン諸島に入国する旅行者は,入国直前14日前までに感染国・地域から出発または乗継をしていないという証拠を提出できない場合は入国拒否。
■非感染国・地域において少なくとも14日間の検疫が求められる。
■イスラエル到着前の14日間に中国・韓国(フライト乗継を含む),マカオ・香港・タイ・シンガポール・日本(フライト乗継を除く)に滞在した外国人(イスラエル居住者除く)を入国拒否。
■中国,イラン,日本,タイ,韓国,イタリア及びシンガポールからの直接又は第三国を経由した外国人のイラク入国を当面の間禁止。
日本人は拘束だ!!!
次は入国はできますが、医療機関による経過観察を受けるため行動の制限を求められるのがこちらの国々。
詳細は下記。
先ほど同様約14日間において、自宅待機や医療機関の診断・経過観察が要求されます。
要注意なのは、帰国できない可能性があるということです。
現地IMMG(Immigration)の判断にはよる(つまり自国に帰るのであればよしとする場合もあるかも)ますが、感染拡大予防としての各国の責任範疇として、帰国ができなくなる危惧があります。
イスラエル(現在は入国拒否)
■(2月24日より前にイスラエルに入国し,)中国,香港,タイ,シンガポール,マカオ,韓国又は日本に過去14日の間に滞在した者はいずれも,これらの国を出国してから14日間が過ぎるまでは自宅待機が義務づけられる。
■感染症が拡大している国・地域(シンガポール,日本,タイ,韓国,香港,マカオ,台湾)から到着する者は,入国日以降,滞在地で24日間の医療観察を受ける。専門家が14日間各家庭を往訪し,10日間の遠距離モニタリングを受診。
■中国及び日本を含む流行国(感染者が一人でも確認された国)からの渡航者に対して,症状の有無にかかわらず,入国直後から同国予防観察センター等14日間の経過観察措置を実施。
インド・ケララ州
■同州は,日本,中国、シンガポール,タイ,マレーシア,ベトナム,韓国からの渡航者に対し,入国後28日間の自宅待機措置をとる旨発表。
■過去14日以内に中国,韓国,日本,シンガポール及びイランの何れかの国から到着した渡航者について,検疫及び予防措置のため,オマーン保健省と連絡を取ることが求められる。
英領ジブラルタル
■過去14日以内にリスクのある国(注:日本を含む)から到着した者は,症状の有無にかかわらず,少なくとも14日間は外出制限。
日本人は全員検査だ!!
次は入国時医療検査を受ける必要がある国です。
詳細は下記。
入国時に医療検査を実施し、疑いがある場合は入国拒否および隔離が実施されるようです。当然ながら、この時陽性の懸念があるとこの国の職員が判断すれば相応の処置が行われるでしょう。
■感染者が確認された諸国からの渡航者及び同国の国民には,国境通過地 点及び特別医療感染症対策施設における一次的医療検査を実施。
■感染が疑われる国・地域からの渡航者に対して症状に関わりなく検査・隔離を実施。
あれ以外と少なくない!?
と思ったかもしれません。が、これが国の対応として国際的に発表するということは簡単なことではありません。そのための人員や設備の問題もあります。
上記の国々がこのように発表している意図としては渡航の自粛を呼びかけとしてではなく規定として変更し訴えているのではと考えています。
では主要国家はどうなっているのかというと
現状日本人に対する措置はありません。
ただし、当然例えば到着時に検疫の温度センサーで確認したときに発熱している、咳こんでいるなどがあれば直ちに同様の処置がとられるのは目に見えているでしょう。
知人の話では、現在台湾の日本人への対応(正しい意味としては全ての渡航者)としては過去14日以内に中国/香港/マカオへの渡航歴がある場合入国制限がかかりますが、
韓国に渡航歴があることを伝えたところ入国できなかったとの話もありました。
そのため、繰り返しにはなりますが、非常に流動的に状況が変わりつつあります。
突如入国できなくなる・出国できなくなる可能性もあるため要注意です。
当然ながら、これは旅行者のみならず乗務員(パイロット・CA)も同様です。
日本も中国と同じ対応を取られるようになるかも
現状日本人に対する措置はない。といいましたが、中国はすでに中国自体で渡航の自粛。ならびに各国が入国制限を設けています。
プリンセス・ダイヤモンド号の一件もありますが、そもそも日本も感染が拡大しつつあるため、各国から中国同様の対応を取られるのも時間の問題でしょう。
春休みシーズンに入り、楽しみにしていた海外旅行・・・。という予定の方もいるかもれませんが、私なら大丈夫と思わず、海外渡航は基本的に取りやめてください。
一人ひとりの身勝手な行動が感染を拡大させてしまいます。
感染拡大はすなわちCOVID19の長期化を促進し、結果として国をつなぐための航空会社の収益に大きなダメージを与えます。
収益が悪化したエアラインは航空券の値上げを行わざるを得ず、特に外的要因に弱いLCCは倒産に追い込まれます。
結果として気軽に海外に行けていた時代は終わってしまうかもしれません。
少しずつ空の旅の選択肢が増えてきた時代がこれからも続くよう一人ひとりが空の旅を守る意識が大切になると考えています。
まずは、一刻も早くCOVID19が収束するよう世界中で団結することが大切です。
とにかく予防を第一に、感染させない、感染されないを徹底し、また快適で自由な空の旅ができるときがくることを祈りましょう。
なぜクレベリン!?飛行機に乗せれない理由を調べてみた。
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コロナウイルスの感染拡大から急に話題となったクレベリンの機内・受託持ち込み禁止について、なぜクレベリンがダメなのか調べてみました。
クレベリンとは??
- 二酸化塩素はウイルス・細菌を除去し、カビの生育を抑制し、トイレや生ゴミ等の不快な臭いを消臭します。
- 二酸化塩素は除菌・消臭成分としての働きがあり、わが国においては小麦粉漂白処理剤の食品添加物及び、浄水(水道水など)処理用として使用が認められています。
- 二酸化塩素は次亜塩素酸ナトリウムに比べ、きわめてトリハロメタンを発生しにくい特徴を持っています。
空気中の除去作用があることから、コロナウイルスが拡大している今、空気感染対策として脚光を浴びています。
しかしながら、
除菌剤の飛行機への持ち込み・お預けについて-春秋航空日本公式サイト
というようにクレベリンという名指しで禁止が告知されています。
いったい何がいけないのでしょうか。
『二酸化塩素』が 航空法上の『搭載禁止物質』に指定されている
クレベリンが除去作用を発揮するのに使用されている「二酸化塩素」が航空機搭載禁止品に該当しているとのことです。これについては大幸製薬から注意喚起が出ていました。
[搭載禁止物質]とは何ぞやというと
こいつあぶねぇからルール作ろうぜ
世の中には色々な物質があります。空気中には酸素・二酸化炭素・窒素。漂白剤には塩素などなど。こういった物質にどういう特性があるのかということをGHS「The Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemical=化学品の分類および表示に関する世界調和システム」という2003年に国連で採択されたもので分類を行っています。
要は、色々あるけど何がどうあぶねぇのかわからんから、ルールつくるべ。というもの。
そういった国際的に決められたルールから、さらにICAO/IATAが「あれ?これって飛行機にはあぶなくね??」というものを特筆して、DGM(Dangerous Goods Manual=危険物マニュアル)に取りまとめています。
例えば、リチウムバッテリー。スマホなどに使用されています。
スマホをポケットに入れていたら燃えてもすぐ気が付けますが、もし車におきっぱなしだったら気が付かずに車燃えちゃいますよね?
航空輸送においてリチウムバッテリーは機内持ち込みOK、受託手荷物禁止。になっています。上空にいる飛行機の貨物室で燃えてしまったら何もできません。(貨物室に消火設備あるけど使いたくないよね+ULD搭載ではもう無理)
下記は国交省が定時しているラベルの種類。これらを段ボールに貼ったりすることで中身がどういった物質なのか見分けるようにしています。
リチウムバッテリーは条件として機内であれば良いということになっていますが、例えば物質によっては、飛行機に乗っけること自体がダメ!!というものもあります。それが「搭載禁止物質」となります。
クレベリンの二酸化塩素はどうなってるの?
二酸化塩素のGHSは次の通り
これによると
4.可燃性物質
6.毒類
8.腐食性物質
に該当しているようです。
商品として販売しているため人への害としては4.6.8は当然適応されないはずです。(強調)
航空輸送に関してはどうやら、8.腐食性物質が特に航空では該当するようです。
予想ですが、可燃性と毒性に関しては機内の空気循環システムで問題ないのだろうと考えています。
しかしながら、プラスチックケースに入った二酸化塩素が気圧で破裂した際、金属でできた航空機に触れると腐食し機体に損傷を与える可能性があることが理由だと考えます。(もしくは容器に耐圧性がなく破裂による人体への影響があるからという観点もあるかもしれません。)
上記に関しては主観ですので、正解は分からずじまいではありますが、
結論としては
1.物質には国際ルール(GHS)で危険性が分類されている
2.GHSをもとに航空機に特化してDGMがある
3.DGMによって二酸化塩素が該当してしまっている
こういった理由からクレベリンが航空輸送禁止となってしまっています。
気持ちはわかるけど安全優先なの
コロナウイルスの感染が日本でも広がり始め、不安な気持ちにもなると思います。
ましてや密閉空間となる航空機では特にそういった空間除菌グッズを持ち込みたい気持ちもよく分かります。もしかしたら、せっかく買ったクレベリンを捨てる羽目になったり、係員とトラブルになったりした方もいるかもしれません。
今回の件に関してはクレベリン自体や誰が悪いというわけではなく、コロナウイルスで混乱が生じる中、飛行機の安全を守り悲惨な事故を起こさないためにも、飛行機を利用するすべての方にご理解を頂きたいです・・・。
航空機のエアコンには除菌フィルターが搭載されている他、到着時機内除菌を追加で行うなど各社感染拡大を第一に対策を行っています。では飛行機を飛ばすな!というのがごもっともではありますが、企業でありビジネスであること、現場での感染拡大防止に全力を尽くしていますので、ご理解頂きたいなというところです・・・・。
感染に関してはマスクよりも手指の消毒が効果的と聞いたことがありますので、くれぐれもご自愛ください。
2020年1/10~1/31 気になったプレスリリースー国内航空編ー
2020年1/1~1/31気になったプレスリリースまとめ
2020年3月期 第3四半期決算について|プレスリリース|ANAグループ企業情報
2020年度 ANAグループ国際線航空輸送事業計画を策定|プレスリリース|ANAグループ企業情報
羽田空港において大型自動運転バス実用化に向けた実証実験を実施|プレスリリース|ANAグループ企業情報
2020年度 ANAグループ国内線航空輸送事業計画を策定|プレスリリース|ANAグループ企業情報
航空券サブスクリプションサービスの実証実験を開始します|プレスリリース|ANAグループ企業情報
国際線手ぶら旅行サービス「ANA Travel Hands Free」の実証実験を実施|プレスリリース|ANAグループ企業情報
さすがANAさんということもあって、気になるニュースがいっぱいありました。
すべて別々に考察してみたいのですが、個人の都合で手が回らず・・・。また少しずつ見ていきます。
決算のみならず、新しい取り組みにも積極的なのはIR的にも魅力的ですね。
新型コロナウイルス関連肺炎の影響に伴う国際線の一部運休・減便・小型化について(Rev.2) | プレスリリース | JAL企業サイト
JALグループ 2020年3月期 第3四半期連結業績 | プレスリリース | JAL企業サイト
JALグループマンスリーレポート | プレスリリース | JAL企業サイト
Rev2って一般的な言い方なのか?!って突っ込みたくなっています。(Revice=改訂の省略。2ということは2回目の意味)
新しいというよりかは運航や決算関連が多いイメージ。ANAでも取り上げましたが、昨年から外的要因(デモ・国交・病気etc..)が国際線を圧迫しつつあるので、しっかりと実績の比較をしたいところです。
第3四半期決算短信
https://ssl4.eir-parts.net/doc/9206/yuho_pdf/S100HU9R/00.pdf
新機内販売商品の案内
https://ssl4.eir-parts.net/doc/9206/announcement/55630/00.pdf
はぁースタフラ。決算短信ほか詳細資料が確認できます。
新機内商品も、よく見かけるストラップとは違って上品でおしゃれな感じが最高。3月に乗るので購入してきます。
Solaseed Air Card入会特典!
https://www.solaseedair.jp/corporate/pdf/press200123-2_1.pdf
すいません。。。前々からあったのか今回が初めてなのか分からずなのですが・・・。
こんなおしゃれなカードがあるみたいです。
「成田-長崎線、鹿児島線」に就航決定!
~Peach が九州へのネットワークを拡大!関西からも増便!~
・ 東京(成田)-長崎線 :3 月 29 日(日)から 1 日 1 往復、片道 5,890 円~
・ 東京(成田)-鹿児島線 :3 月 29 日(日)から 1 日 2 往復、片道 5,890 円~
・ 大阪(関西)-宮崎線を 1 日 2 往復、大阪(関西)-鹿児島線を 1 日 3 往復に増便
https://corporate.flypeach.com/cms/wp-content/uploads/2020/01/200128_Press-Release-JP.pdf
KIX発着が増便に加えて、NRTからも九州線が増えるようです。鹿児島県との協力体制を行う発表もありました。Peachネットワークの拡充が急速に増えていますね。
成田空港出発の国際線ご利用のお客様へ(検温の実施について)
https://jp.ch.com/help/News/46b82c3469bc4dd18095a2daedb35435.Html
[コロナウイルス]日本政府の取組を受けた当社対応について
プレスリリースを見始めて春秋については本当に関心しているんですが、現場オペレーションに対する発表が迅速で、かつ対応方針を明確にしているなぁと現場サイドの人間としては感じます。コロナの対応と発表も、中国が発端とはいえ1週間ほど日本エアラインより早く素晴らしいなぁとしみじみ。
運航乗務員の採用開始
5月14日から運航開始予定のZIPAIRでは運航乗務員の採用のリリースでした。
すでに慣熟飛行を開始しているものの、乗員の確保はエアラインの課題なので今後の成功のためにも確実な人材確保が重要になりそうです。
国内線深夜早朝便の運航開始
https://www.skymark.co.jp/ja/company/press/pdf/__icsFiles/afieldfile/2020/02/07/20200207_press.pdf
取締役人事の変更
https://www.skymark.co.jp/ja/company/press/pdf/__icsFiles/afieldfile/2020/01/31/20200131_press.pdf
定期国際線の時刻・運賃発表
https://www.skymark.co.jp/ja/company/press/pdf/__icsFiles/afieldfile/2020/01/28/20200128_press_2.pdf
ほーー。という感じ。まるでLCCに一気に舵を切っている印象です。国内線の深夜早朝便ということで、時差の関係から国際線は24時間空港では割とあるものの、国内線は需要と供給のバランスが未知数なのでぜひぜひ今後の展開が気になるところ。
また取締役人事の変更も今後のスカイマークに影響を与えてくれそうです。
すごく雑な形ではありますが、時間を見つけて少しずつ解説をしていきたいと思っていますので・・・・。
ではでは!
今すぐ旅に出るならこちら!!
中国人の台湾渡航禁止!?ー各航空会社コロナウイルスの対応まとめ
現在報道がされているコロナウイルスによる感染ですが、感染経路の大きな原因となる航空移動について様々な対策が取られているのでまとめました。
くしゃみなどの空気感染でどうも肺炎を発症するようです。
ちなみに場所はこのあたり
ANA/JALの特別対応
ANAでは中国国際航空とのコードシェアでNH937/938:成田(NRT)-武漢(WUH)を運航していますが、
1月24日~1月31日までの運休を決定しています。
またCargo便についても同様です。(旅客も飛ばないため)
またすでに予約済みの航空券についても、
1月21日までの発券で、2月29日までの搭乗分に関しては手数料なしの返金対応、ならびに1回までの航空券の予約変更を受け付けています。
厚生労働省からの通達
各航空会社に対しては中国発着便就航の航空会社に対して、協力要請がでています。
中国では現在春節の期間となっており、日本でいうお正月のシーズンです。日本では正月は家で過ごすことが多いですが、中国における春節は家族そろって旅行に行く傾向があるため、要は旅行シーズンとなっています。そのため早急な水際対策を行っています。
通達内容はこちら
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000588102.pdf
簡単に要約すると
1 中国からの航空便について、「機内アナウンス」を実施
2 中国からの航空便について、「健康カード」を機内で配布
3 係員感染防止のためのマスク着用
国際線で日本に到着した時、何かわからないけど高い位置にカメラが設置されたちょっとしたゲートを通るかと思いますが、そこが検疫となっています。
カメラで発熱がある旅客の監視をしています。
また国際線到着便については、その航空機に感染の疑いがありませんよ。という証明を行うための仮の証明書が毎回発行されています。その発行に伴って基本的にウイルスは目に見えないものになりますので、旅客自身の申告が非常に重要になってくるため上記のような対応を行っています。
もし、機内で感染の疑いがある場合、仮の証明書発行を行う前に、その航空機の隔離=すべての旅客・乗員が感染の原因があるため飛行機から降りることを許可しません。
検疫官が該当の旅客の問診を行い、問題がなければ証明書の発行と旅客の降機許可がおります。
通達に基づく航空会社の対応
上記通達に基づき、中国発着の便を就航する航空会社は、
■乗員・地上係員の一部中国便(台湾・香港を含む場合もある)にてマスク着用
■健康カードの配布実施
また航空会社によっては機内でのマスクの配布を行っています。
日本の風潮というか私のイメージかもしれませんが、サービス業にマスクはいけないという概念がある気がしてました。今回のように通達があったとは言え、マスク着用を公言するのも、働き方が変わりつつあるようにも感じます。
なお中国人の台湾渡航も不可能に。また中国も旅行制限。
こちらの台湾政府の発表では武漢からの旅行者は台湾の入国を拒否するとの発表になっています。おそらく在住や出身、直近の渡航歴のある方は入国できないでしょう。真偽の確認ができていませんが、どうやら武漢に関わらず中国人全体の観光・商業目的とした台湾の入国が不可能な状態に切り替わったとの情報もあります。
ニューヨークタイムスのニュースでは中国サイドとしても団体旅行の禁止令がでているようです。
まとめ
以前、感染拡大中のためさらに規制が厳しくなっていくかと思います。
場合によっては日本人も海外渡航禁止がでる可能性があります。
ご旅行予定の皆様は常に最新の情報を確認するようにしてください。
ちなみに航空機にはエアコンにウイルス除去がしっかりと装着されていますのでご安心ください。
エアラインとしては非常に厳しい外的要因です。
香港の暴動・韓国の反日でアジア路線に打撃がある中で、唯一の好調路線であった中国・台湾についてもこのように規制が入ってくると今年の決算は厳しいでしょう。
とはいえ、安全が何より大切です。
まだまだインフルエンザのシーズンでもあるため、手洗いうがい推奨です。
今すぐ旅に出るならこちら!!
羽田空港出発にかかる所要時間測ってみたった。
前回、こちらの記事で正しい飛行機の乗り方について、エアラインの立場から解説しました。
今回実際に京急線で羽田空港についてから、国内線搭乗までにかかった時間を測定したので書いていきます!!
正しい飛行機の乗り方の場合
条件としてはスーツケースをもった状態での測定で、一般的な歩行速度になるべく合わせました。またエスカレーターでは歩かずに移動しています。
京急は羽田空港国内線ターミナルの真ん中から測定開始です。
結果は次の通り
結論:やるべきことが分かっていれば駅から飛行機まで約16分で乗れる
※受託手荷物なし、チェックインも保安検査込みの時間。
※さらに端のGATE55まではGATE58から徒歩約5分でした。
※自動手荷物預け機は3分ほどかかります。
では改めて注意点を個別に解説していきます。
1.京急ホームからHND1Fまで
地下1Fから3Fまで徒歩とエレベーターを利用しています。ここで特段の注意点はありませんが、スムーズにチェックインを行えるように、QRコードや予約番号の準備をしました。
その後、電光掲示板を確認して自分の便の搭乗口を確認。なるべく近いA/B方面を目指しました。
2.HND1FからB側チェックインまで
ここで気が付いたんですが、HND1FではなくてHND3Fが正しいです。
B側はお手伝いがあるお客様の案内場所を超えて、自動手荷物預けを超えたところにチェックインカウンターと自動チェックイン機があります。
正直、HND3Fの右すぐにも自動チェックイン機があるのでそちらで先にチェックインを済ませてしまってもよかったと思います。(普段の癖が・・)
ちょこっと触れましたが、自動手荷物預けもゆっくりやっても3分ほどで終わると思います。ただ受託手荷物の中にバッテリーなど危険品をいれてしまわないように気を付けましょう。
3.B側チェックインから保安検査Bまで
ここで悩んだのがこちら
HNDではこのように混雑状況を目で見てわかるようにしてくれています(超素敵) 前にも触れた通り、なるべく近い保安検査場がよい?あるいは入れないのではという不安から人が殺到している状態です。
一方で、Bはというと
まったく人がいません。
これなら多少歩く分を踏まえても、並ぶストレスや時間をかけるよりもBからはいった方が絶対に得だと思い、Bの保安検査場に向かいました。
ちなみに、CとD面倒で確認してないんですが、
Bの保安検査機器は最新式のもので、スマートレーンが導入されています。
これ本当にすごくて超ラクなんです。
①PCやペットボトルをカバンから取り出す必要がない
②カバンと上着とポケットのもの全部一つの入れ物でいい
③順番を待たずに手荷物の準備ができる
神!ほんと神!
ANA、羽田空港国内線の保安検査場リニューアル。10月18日から順次スマートレーン導入 - トラベル Watch
↑2020年3月までにAも実装されるみたいです。
保安検査Bから搭乗口58まで
あとはひたすら歩くだけですね。保安検査を通過した後のエリアには歩く歩道もあるので、一般エリアを歩くより移動はラクです。
出発時間の何分前に空港に着くべきか
エアラインにより締め切り時間が異なりますが、ANAでは出発時間の20分前までに保安検査を通過してください。と記載があります。
そう考えると、
18:00発の便であればギリギリ28分30秒前の17時32分30秒に京急のホームについていれば間に合います(全力ダッシュすればもうちょっと時間の余裕あるかも)
ちなみに個人的な最短記録は出発の22分前に京急ホーム到着でした(大変ご迷惑をお掛けしました。電車が遅延したんです)
とはいえ30分前はちょっとなぁ
これでも昔に比べるとよくなったと思います。
それでも飛行機に乗るために30分前にはいないといけないのは、手軽さを考えるとかかりすぎかなというのが個人的な意見です。働く側からしたらこれでもカツカツすぎて死にそうですけどね・・・。
出発5分前に指定席に着席していればよし!!!とかそんな感じにできないかなって思うわけでした。
ということで前回の「正しい飛行機の乗り方」を実践してみたわけですが、少しイメージを掴んでいただけたら嬉しいです。
そしてスマートレーン、ぜひ一度お試しあれ!!